【日本の脱毛サロの要求は世界一？】「2021年の世界のIPL脱毛器の市場見通し」が閲覧できるようになりました。（2020年12月28日）

「2021年の世界のIPL脱毛器の市場見通し Global Intense Pulsed Light Hair Removal Device And System Market Outlook 2021」（2020年11月）が閲覧できるようになりました。

Global Intense Pulsed Light Hair Removal Device And System Market Outlook 2021

という海外のレポートが閲覧できるようになりました。レポートが作成されたのは2020年11月です。

MARKET INSIGHTS REPORTS.というサイトからレポートを購入して読むことができます。

内容が分かるような説明がありましたので要約してみます。

インテンスパルスライト（IPL）脱毛器の価格ごとの市場予測

• 201-400 USD
• 100-200 USD
• 100 USD以下
• 400USD以上

という価格帯で分類して調査しています。

使用される場所ごとのIPL脱毛器の市場予測

• 家庭用脱毛器
• 脱毛サロンや医療脱毛クリニックで使用される業務用脱毛機

という家庭用と業務用のIPL脱毛器の市場予測をまとめています。

対象となる国は以下の地域で期間は2015年から2026年までとなっています。

• 北米
• 米国
• カナダ
• ヨーロッパ
• ドイツ
• フランス
• 英国
• イタリア
• ロシア
• アジア太平洋
• 中国
• 日本
• 韓国
• インド
• オーストラリア
• 台湾
• インドネシア
• タイ
• マレーシア
• フィリピン
• ベトナム
• ラテンアメリカ
• メキシコ
• ブラジル
• アルゼンチン
• 中東およびアフリカ
• トルコ
• サウジアラビア
• UAE

2,900USドルで買って読むことができます。

市場予測では市場規模の予測となっています。

過去の実績から将来の予測をたてているのだと思います。

この中で気になることは？

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで使用される業務用脱毛機でIPL脱毛方式は今後はもう少なくなっていくはずだと思います。

また、世界規模で見るとIPL脱毛では色素の薄い体毛、つまり金髪などの毛の方にはあまり効果が出ないと思います。

同様に皮膚の色が濃い人に対してIPL脱毛方式の光を強く当てると火傷をするリスクが非常に高いので実質的にできない方が多い国というのもあると思います。

これが全部の脱毛方式でSHR方式も含んでいればよかったのですが、IPL脱毛ということですのでちょっとどうなのかな？

と考えてしまいました。

IPL脱毛方式は日本にいる多くの方には非常にいい方式だと思います。

脱毛ケアと同時に美肌ケアもできてしまうとてもいい方式なのです。

それがIPL脱毛の恩恵を最大限受けられるということなのです。

ですから、日本では新しい脱毛方式よりもIPL脱毛を改良していくのが正しい進化の仕方だと考えてしまいます。

また、世界各国で脱毛器の仕様を考えないといけないのでとてつもなく大きな美容プロジェクトと呼べるような凄いものだと思います。

でも、ちょっと日焼けしたくらいの肌色の方が多い南国の方でも普通にIPL脱毛したりフォトフェイシャルのようなことをやっているので別にあまり気にすることはないのかもしれません。

なんというのでしょうか？

IPL脱毛ができないほど肌色が濃い人にでもほとんど効果がないくらいの強さで照射して何十回と通うわなくてはならないような施術の仕方を提供するのでもOKという国も世界では多いと思います。

日本くらいです。きっちりと決められた回数で決められた予算で収まるような脱毛なんて、、

全てにおいて日本はきっちりしています。

そんなにガチガチに見積もられたとおりの結果になる美容なんて世界では珍しいと思います。

世界では美容にお金と手間をかけられるのは富裕層が多い国だとしたら、何回かかってもいくらかかってもいいから痛くしたり、火傷させるほうが大問題なのだと思います。

もしも、富裕層の方の奥様やご令嬢を火傷させてしまったら大変ですよね？

そう考えたら、脱毛効果は弱くても美肌ケアになるような弱い光で何回もじわじわと当てていき、トータルエステサロンのようなケアをして心や気持ちもすっきりさせてあげるようなエステサロンが多いような気がします。

日本でも医療脱毛以外はそういう目的なのですが、今では何回でどこの部位が完成するということを求められています。

日本のサービス競争社会はすごいですね。世界一厳しいと思います。

あとは脱毛器の価格帯についてですが、

インテンスパルスライト（IPL）脱毛器の価格ごとの市場予測

• 201-400 USD
• 100-200 USD
• 100 USD以下
• 400USD以上

このようなカテゴライズがあるのですが、業務用は400USD以上に入るはずですので、おそらくこれは家庭用脱毛器ということなのでしょう。

日本で売られている脱毛器を見てみるとどうでしょう？

高いものは7万円を超えます。

とてもじゃないですが、日本のメーカーが販売しているもので200から400ドルの範囲で収まるものはありません。

部品や組み立てが海外工場でやっていたとしても販売が日本の会社が行っているものはこのような値段では購入できません。

対して、Amazonなどでたくさん売られている海外製のおそらく海外から発送されてくるプライム商品ですが、この中には100ドル前後のものがたくさんあります。

海外の高級脱毛器がちょうど201-400 USDの範囲に収まる感じです。

普通の脱毛器は100ドル前後です。

安いものは100ドル以下からあります。

これはどうしてなのでしょうか？

• 純粋に物価が安いので材料費と人件費が安いので日本の数分の１でできる。
• 販売コストが掛からない。

日本では製造までを海外で行っても日本の会社が販売すると途端に高くなります。日本に限らずiPhoneでも同じことですね。

これはずるして利益をたくさんとっているわけではありません。

日本の企業が日本国内に対して脱毛器を販売すると、とても多くの責任が追求されるようになるからです。

何かトラブルが起きたときの責任、人体に有害なほどの事故が起きた時の補償、販売管理費、宣伝費用などがとても高くなるからです。

だったら、海外から直接買えるようなAmazonプライムの製品名がなんなのか分からない、メーカー名が一文字も入っていない脱毛器を買うのが良いのか？

というと、人ぞれの考え方だと思います。

日本の会社が販売しているものは壊れたら交換してくれます。

そして、壊れたら会社の評判が落ちるので品質チェックテストをちゃんとやっています。

これがあるために保証が付いている海外製のものよりも日本から発売されているもののほうが故障が少なく快適に使えるのです。

海外のものでは中には故障したら交換すればいいんだから品質なんてどうでもいいやという考え方もあります。

保証期間が１年なら１年間は交換し放題だから別に何回か交換しても使えればいいでしょうと考えますか？

１年過ぎたら数カ月後に故障してゴミになります。

でも、日本の企業が販売しているものは品質検査をしているので１年保証でも１年以上経っても壊れないくらいの厳重なテストをしています。

これによって何年経っても壊れずに使えるのです。

中の部品が消耗して劣化してだめになるまで使えるので家庭用脱毛器のように日常的に使うものはぜひとも日本のものがいいと言えるのです。

もはや美容家電の脱毛器はドライヤーのようなものになったといえます。

壊れたら駄目なのです。

壊れない脱毛器って登場するか？

といえば、不可能です。

IPL脱毛器ってカメラの上に付いてるフラッシュと同じなのです。

ライトは３０万回程度で切れるとされています。

それまでの間に本体が壊れなければいいというものです。

基本的にはライト切れの問題が一番大きく、駄目なものはそのライトの耐久回数が低いと言えます。

でも、フラッシュライトって単純な構造でどこの国でも作っていそうなものです。

そうです。

多分、品質の高いものをつくることは可能だと思います。でも、冷却機能は硬度なエアコンや冷蔵庫と同じなのでここはやはり家電のノウハウが必要になってきます。

どこの家電が一番長持ちしますか？

といえば日本製でしょう。

日本の品質検査は本当に厳しいのでやはり日本のものを選ぶのがいいと思います。