偽物の化粧品の特徴
偽物の化粧品は世界的に問題になっている有名ブランドのコスメや化粧品などのコピー品のことで、ここでは「偽物」と呼んでいます。
模倣品と呼ばれるような似たようなロゴでアルファベットが微妙に異なるものは別の物として考えています。これはそのブランドにあまり詳しくない人が焦っている時によく見ずに買ってしまうことがあるようなものです。お土産などで思わず買ってしまうことがあるかもしれません。
これはしっかりと見れば分かるもので、ネット通販で問題になっている本物そっくりで区別がつかず偽物かどうか見分けが付かないようなものとは異なります。
ここでは、どうすれば「本物そっくりの偽物」を買わずに済むかを考えていきたいと思います。
製造元の会社は主に海外だと推測されます。日本でそのような製品を作っている業者はすぐに警察が来て処罰されてしまいますのでそのようなことはないといえます。
偽物の化粧品にも同じような効果がある?
☆同じ効果が期待できるものは?
- 同じ成分量、もしくは多く入っていて安価なスキンケア化粧品
- 同じ動作をする、同じ構造の美容家電
- 材質が同じで安価な美容アイテム
*医薬品、医薬部外品、医療機器の効果や効能を示すものではありません。
ブランドの価値が高い製品の偽物、コピー品の場合は、商品価格に占める原材料の価格の割合が低く、「同じ成分量」にしても非常に安く作ることができます。それらのものはブランド品の化粧品と同じ成分で作っても数分の1の価格で売ることができると思います。
そのような場合には、正規品と同じような効果が得られるかもしれません。
偽物の化粧品は成分が同じなら大丈夫?
はっきりいって、大丈夫ではありません。
もし、製造時の品質を配慮しているメーカーで作られたものであればいいのですが、正規品ではないものを作っている会社や工場では製品の品質まではあまり考えていない可能性があります。
同じ成分量が配合されていたとしても、他の余計な物質、つまり、不純物が混じっていることがあるかもしれません。それは時に製品の品質を大幅に劣化させたり、健康に被害を及ぼすことがあるかもしれません。
やはり、安いからといって、このような製品を買うべきではありません。
偽物の化粧品の口コミや評判は?
有名な口コミ
偽物を疑う口コミ
- 以前買ったものに比べて成分が薄くなった気がする
- 以前買ったものと比べて匂いが違った
- 以前買ったものと比べて色が違った
- 以前買ったものと比べて実感ができなくなった
- 以前買ったものは平気だったのにピリピリして肌トラブルが出た
- パッケージの箱が潰れていた
- 包装がされていない、簡易的なものだった
- 製造番号が箱と中身で異なっていた
偽物の化粧品の気になることは?
偽物の化粧品についてどのようなことを気にしている人が多いのでしょうか?
☆気になることは?
- 鑑定
- 見分け方
- 製造番号
- 成分
- 並行輸入品
- 通販
- ネット
- 楽天
- サンプル
- メルカリ
- 危険性
- アプリ
- バーコード
以上のようなことを調べている人が多いようです。
見分け方は製品によって違う!イタチごっこ?
よく高級バックや時計などのブランド品は「ここが違う!」という見分けるポイントがありますが、それは日々進歩していて本物に近づいています。
今は昔と違って、少ない数の高級バックや時計のコピー品とは異なり、膨大な種類の化粧品という製品ごとに違う特徴を持ったアイテムを見分けなければなりません。
また、これらの化粧品はバックや時計に比べると特別に高い訳ではないので、調べるだけ時間の無駄というものが多いです。
専門の鑑定を行う人もこんなに安いものに時間をかけるよりもっと被害額が大きくなる高額のブランド品のコピー品を見分ける方法を研究しているはずです。
化粧品の偽物もネットで個人的に「ここが違う」というポイントを写真で公開している人がいます。
チューブの色が違う、箱の色が違う、キャップの形が違う、何となく文字の印刷が粗い、、、
などと、製品ごとに挙げたらキリがありませんが、これがずっと同じコピー品が作られるのではなく別の工場で作られた偽物が日本で販売されることがあるのですから、見分け方を覚えても完全とはいえません。
製造番号が箱と中身で異なる!偽物なの?
これは公式HPでさえ、「箱と中身の製造番号が違う」と記載しているブランドもありました。
製造番号はロット番号などのように1個づつ異なる番号が振られていくことが普通だと思います。
しかし、海外製造のものだと箱と中身が別々に送られてきて日本で箱詰めされるのでバラバラになってしまうそうです。
それを良い方に受け止めるか、疑いの眼差しで見るかは自分次第です。
でも、公式HPで箱の方の製造番号を「正」としてその番号でトラブル時の保証などを行いますということも書いてあったので、それでいいと考えてもいいのかもしれません。
公式ショップから売っているものは正規品ですので、本物だと思って間違いはありません。
本物か偽物かどうか見分けるアプリについて
韓国コスメのメーカーから製品に貼られているホログラムをスキャンして本物かどうかチェックするアプリがリリースされています。「HiddenTag C.O.P.」というアプリがあります。他にもあるかもしれません。
ホログラムに隠れた番号を読み取るようです。
ホログラムに隠れた番号は簡単にはコピーできないので、ある程度の本物かどうかのチェックにはなると思います。
ただ、これも完璧ではなく、同名の疑わしいアプリがあったり、正規品でも番号がアプリに登録されていないようで偽物判定がでてしまったりという感想もありました。
どうすれば偽物の化粧品を買わずに済む?
- 実店舗で新品を買う
- 中古品は高級ブランドだけを扱う専門のショップで買う
- ネットの公式ショップから買う
- 楽天市場の公式ショップから買う
- Amazonのプライムマークが付いていても信用しない
- 本人確認がないオークションサイトから買わない
結局の所、偽物であるかどうかは買う人には分かりません。
誰かを信用して本物だと思って買うしかありません。これはすべてのものについて言えることです。
「誰かを信用して騙されるか、疑い深く生きていくか?」
極端に言えば、この2つの考え方になってくると思います。
実店舗の販売店や公式ショップを信用して買う
一番効果的だと思うのが、「実店舗の販売店や公式ショップを信用して買う」ことです。
日本のショップは信用が一番大切です。
信用がないお店はすぐに潰れてしまいますし、苦情をいいにものすごい勢いでお客さんが押しかけてきます。
また、偽物を売っているとわかったらすぐに警察が来るでしょう。
このようなことがあるので、日本で実店舗を持って営業しているショップは偽物なんて売るのは自滅に向かって走っているようなものなのです。
そのため、実店舗から買えば、まず、「本物」だと思っていいでしょう。
ネットショップは出店者の確認が曖昧な所も!?
楽天市場などのネットのショッピングモールでは出店するためには本人確認が必要になって、会社であればちゃんとどのような会社なのかを証明しなくてはなりません。
つまり、架空の人物を作ってその名前で登録して販売することはできません。
こうすることで、偽物を売って犯罪となって警察のお世話にになるようなことをする人はほとんどいません。
それは日本だから「ほとんどいない」といえます。
また、メルカリのようなオークション形式や匿名で販売できるところには本人確認さえないモールがあります。
そこでは違法なものを販売しても、誰がやっているのか突き止めることさえできません。
こうなってくると、たとえ日本であってもすべての出品者が警察のお世話にになるようなことをしないとは言い切れません。
分からないからいいやという人もいるかも知れません。
ただ、時間と手間をかければ誰が出品したかは突き止められますので、やはり日本でそういうことをする人は非常に少ないことは確かです。
海外から販売しているネットショップには少し注意して
楽天市場でもAmazonでも海外から出店しています。と書いてあるお店があって、住所も海外になっているようなところがたまにあります。
これはだいぶ減ったと思いますが、Amazonではまだ少し見かけるような気がします。
モール側の出店規約の決まりによってできるところとできないところがあるのだと思います。
海外で事務所を持っている方が家賃や人件費が安いから通常買うよりもずっとお得に買うことができるというものです。
そのショップは海外にあるため日本のような厳しい取り締まりはできません。
また、製品を個人輸入して買うような方法ですので問題が起きた時に責任を持つのは輸入した「自分」になります。
並行輸入品を買うのは安全?
並行輸入品というのが楽天市場でもAmazonでもよく見かけると思いますが、とても安いです。容量が異なるボトルになっているのですが、計算すると同じ容量では半額くらいになっているものがあります。並行輸入品は人気になっていてよく売れています。
とくに、高級なブランド品のコスメで多いです。
元々プレミアムな価格がついているものですから少しでも安く買いたいという心理が働きます。
並行輸入品は、「海外で売られている化粧品を海外旅行のお土産のように買って帰る」のと同じようなものです。
現地で買ったお店がデパートの中のブランド公式ショップだったら間違いなく正規品(本物)と言えます。
自分で現地で買う場合は分かることですが、誰かが現地で買ってきたブランド化粧品を転売されて日本に入ってきたものを買うのです。
これを完全に信じていいのでしょうか?
自分で「信じてもいい」と思った時には購入していいと思います。それが自由というものです。
また、偽物ではなくても海外の配合と日本の配合が違うものがあります。海外処方などと呼ばれていますが、海外の人と日本の人とでは求める成分量が違うというものです。
この違いによって肌荒れが起きたりトラブルが出たりするというレビューも見かけます。
肌の強さは日焼け止め以外は国によって強い、弱いがあるとは思えませんが、おそらく、現地で入手しやすい原材料を使って製造していることによる「成分の配合の違い」なのではないかと思います。
また、世界では国によって物価が違うこともあって同じものでも安く買うことができる国があります。そのような国で買った高級ブランド化粧品を日本で売ったら日本で流通する正規品の半額で販売できることがわかったから売っているというショップもあるでしょう。
日本は今、物価は安い方だと思うのであまりメリットが出ることはないと思うのですが、日本で販売している製品が高級なブレンドにしたプレミアムモデルで、海外の現地で販売しているものがコスパに優れたお徳用モデルだったりすることで価格に違いができるかもしれません。
そのようなときは成分や仕様が異なるので同じ効果を期待することはできません。
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購入する前に
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