非常事態を乗り切るために
少し大げさな表現をしていますが「日常生活はいつでもサバイバル」です。
食料が無くなってしまうとパニックになってしまいます。
また、疫病により命を落とすことを恐れるようにできているようです。
生まれ持った本能がそのようにさせるのかもしれません。これはコントロールできるものではありません。
私達はどうすれば乗り切ることができるのでしょうか?
できることを考えてみました。
生きるのに必要なもの
日常生活がいつも通りにできなくなったときにどんなものが必要になってくるでしょう?
安心して住める住居
家が何よりも重要になってきます。
とくに今回のようなケースでは自宅で待機したり、リモートワークといって家の中でオフィス業務をこなすこともできます。
このようになってくると住居というものがとても大事なものだと気がつくはずです。
社会人になったら一人暮らしをして、家族は結婚したら1世帯として住居を持ったりしています。
これが非常事態になると親戚同士で身を寄せ合って協力して生きていくことになります。
開放的な空間とはいかないかもしれませんが、集まって済むことで色々と食料や生活必需品を融通し合うことができるので少し遠い親戚であっても頼ってもいいと思います。
より良い眠りのために
水
水は命をつなぐのに一番大切なものです。
飲料水の確保
水は飲水と生活用水が必要です。
通常は水道から出てきますので心配はいりません。
ただし、停電時や給水施設が破壊されたりして動かない時には使えなくなります。
そんなときのためにもしっかりと備えておきましょう。
飲水は20Lくらいの容量の飲料水用のタンクを買って貯めておきます。水道水をそのまま入れておくと塩素が溶け込んでいて雑菌が繁殖しないのでそのまま何年も飲むことができる状態で保存できます。
また、災害救助用の給水車が来た時に飲料水用のタンクを持っていけばそれで飲水をもらうことができますので必需品といえるかもしれません。
硬いプラスチックタイプのものから透明で折りたたみができるタンクなどがあります。
持ち運びを考えるとかなり重たいですので小さいのを小分けにして保存するというのも1つの手です。
また、それ以外にミネラルウォーターの2Lのペットボトルを箱買いしておくと便利です。これがあればタンクと一緒で安心です。
飲料水
- 飲料水用タンク
- ミネラルウォーター
- 風呂の水を飲めるようにできる「ろ過装置」
生活用水の確保
今のように何が起こるわからない時期はお風呂に入った後、そのお湯を捨てずに貯めたままにしておきます。
そうすると何かあった時にそのお湯をトイレを流す時に使うことができますのでとても助かります。
トイレは水がないと使い物になりません。
簡易トイレは便や尿がそのままになるので匂いが本当に大変です。
風呂の水を貯め忘れて有事が起きたとしても水だけは出ることもあるようです。そのときは一応試してみるといいかもしれません。
食料
食糧危機に備える
このような疫病が流行っている世界では輸出や輸入が制限されます。
食糧生産に従事する人も通常通りに働けなくなったりすると生産量が減っていきます。
そうなると世界中で自分の国の食料を確保するために食料を輸出することを辞めてしまうようになります。
こうなると食糧危機が発生すると見込まれます。
他の国が食糧不足になっていて日本にいれば大丈夫だと考えているのは間違いです。
日本では輸入に頼っている食料が多い事がわかります。食肉用の動物の飼料はかなりの割合で輸入に頼っています。
今後国産の食肉などが入手が難しくなり高騰することもあるかもしれません。
米は幸いにして自給できています。政府備蓄米が何百万トンあるから大丈夫などとも言われています。
魚も何とかなるかもしれません。
これだけ見ると、日本の食糧生産が止まらなければ生きていくのに必要な分は確保できるような気がします。
ただ、これが外国が食糧不足になるとどうなるかというとやはり本当に食べるものがなかったらその国に送ることも考えられますし、食べるものがない国の人が避難してくるかもしれません。
そのような事態が考えられるので他の国が飢えていてもそれを黙って見過ごすわけにはいきません。
ほんとうに食料を求める人がたくさん避難してきたらそのほうが大変なことになるでしょう。
そのような理由で他人事ではないのです。
保存が効く食料を買っておくと安心です。
買い物ができないときは?
非常食に飽きてしまったら?
寒さから身を守るもの
人間が生きていく時に注意することは寒さです。
暑すぎては生きていけませんが地球上、日本では最も暑い時期の気温でも生きていけないほどの高温になることは滅多にありません。
しかし、寒さは厳しく冬場は屋外で生活したら命の危険があるような寒さになります。
住む所があればそれだけで暖かくすることができます。
停電や燃料が無いという理由で暖房が効かないときは家の中でも外と同じような気温になります。
また、体育館のような避難所も相当冷えると考えられます。
防寒
- 体をくるめる銀色の保温シート
- 床に敷くクッション性のあるマット
- 化学繊維でできた衣類
- 燃料
化学繊維は素晴らしいものです。保温性に優れています。
汗をかいてもくさくなりにくいので長期間の避難生活にも向いています。
普段から登山生活をイメージしていれば適応しやすいと思います。
疫病から身を守るもの
今一番関心があることだと思います。
ウイルスからどうやって身を守ればいいのか?それが一番気になることだと思います。
未知のウイルスは調査しながら対処法を見つけていくしかありません。
政府のホームページを見て自分にできることはないか考えてみてください。
「新型コロナウイルス感染症について」(「厚生労働省HPより」)
一般的なウイルス対策にはいくつかの方法があります。
ウイルス対策
- アルコール
- 次亜塩素酸水
- 次亜塩素ナトリウム
- 空気清浄機(ウィルス除去機能付き)
- 殺菌石鹸
- 熱湯
- とにかく洗い流す
空気清浄機(ウィルス除去機能付き)
現金など
現金がない場合は政府から支援がもらえることになる場合もあります。政府のホームページを見て確認していきましょう
しばらくすれば補償なども登場して良くなると思います。
どうしても駄目なときは親戚を頼るか、役所にいってどうしようもできないということを伝えましょう。
現金など
- 現金
- 貴重品
生活に必要な明かり
停電したら困ることがあります。それは家電が使えないだけではありません。
夜になると暗くなって何も見えなくなります。これでは恐怖と不安が増してしまいます。
ライトなど
- LEDライト
- 予備の電池
- 家庭用バッテリー
スマホ
スマホは生きていいくのに必需品と言えるものになりました。
連絡手段や情報収集ツールとして最大限活用できるものです。
ノートパソコンは大事な思い出の写真や仕事のツールなどをまとめて入れておくと避難するときに持ち出せるので便利です。
また、ノートパソコンのバッテリーはスマホを充電することができますので役立ちます。
いざというときを考えると、家庭ではデスクトップ型よりもノートパソコンを選ぶのが正しいような気がします。
スマホ
- 普段使っているスマホ
- 予備用バッテリー
- 充電器
- ノートパソコン
現金はいざというときに最後に役立つものです。
貴重品は貴金属やカードが入った財布などです。緊急避難するときに持ち出せるくらいにまとめておいたほうがいいと思います。
紛失しても問題ない書類などは再発行してもらえるのでそのままでいいでしょう。
避難に必要なもの
あらゆる事態を想定すると避難をしなければならないこともあります。
いざというときのために必要なものをまとめて詰めた防災リュックを用意しておきましょう。
地震や災害、非常事態になった時にすぐに避難することができます。
避難する時に
- 防災リュック
- 避難所の確認
- 家族や親戚との連絡手段の確認
買い占めはお店に迷惑!ネットで買う!
ドラッグストアなどでマスクを買おうとしても見つからない。
ずーっとこんな感じが続いています。
生産を増やすといっていたのですがまず見かけることがありません。
「食料も在庫はあるから大丈夫!」
と言われても本当に自分の家に備蓄するまでは安心できません。
これは理屈抜きにして、現実に体験している結果から得た教訓ですので買える時に買って備蓄しておくのがいいと思います。
ドラッグストアなどで米や保存できる食料をお店の棚が空っぽになるまで買うのは迷惑です。
しかし、
amazonや楽天市場のショップの倉庫から自宅に配送して備蓄しておく分にはお店に迷惑がかかるものではありません。
ネット通販では一人あたり買える個数が制限されているものがよくあります。
これは自動的に制限できるので手間もかかりませんし、在庫切れというお店の心配もありません。
多少高くてもこういうネット通販を使って備蓄品を買えば迷惑をあまりかけずに食料をしっかりと手に入れることができます。
いつまで続くの?
自宅が壊れて住んでいられない場合は多少の食料を持って避難所へ逃げて配給を受けるしかありませんのであまり準備することはできません。最低限の食料を災害用リュックに詰めて持ち歩ける分を用意しておくくらいです。
避難所では備蓄されているご飯やかんたんな食料をもらうことができます。
こういうときのためにパックご飯やアルファ米が備蓄されているのだと思います。
長期間の避難生活で必要な食料をリュックに入れて逃げることはできません。
いつもと違うことが起こるとそれからのしばらくの期間は今までとは異なる状態になります。
今がまさにそのときだといえます。
もうすでに何ヶ月も経過しています。日に日に今まで当たり前だった生活が遠いものになっていきます。
日本ではだいぶ前のことになりますが、有事があったときに何年間も非常事態の中で生活を送った方もいるでしょう。
今後は当面はもっと悪化していく可能性があります。
ウイルスとの戦いは感染の拡大がスローペースになって治療薬が決まってワクチンの開発が進めば恐れることではなくなるでしょう。
ただ、未知のウイルスが新たに登場してしまう可能性は否めません。
人間だけではなくペットの動物や動物園の動物にも感染してしまうなら完全に消滅させるのは難しい気がします。
そしてウイルスは変異をしていきます。
たとえ人間がウイルスを克服してもその間、ペットなどの動物がウイルスを伝搬していれば変異したウイルスが登場するかもしれません。
これが野生動物や食用の動物にまで広がったらどういうことになるかと想像するといかに重大なことか分かると思います。
とても1年くらいで解決できるようなものではないかもしれません。
できることはあまりないですが。
TVやニュースではほとんど何も知らされないまま、いきなり疫病が発生して世界的に大流行して、いつの間にか世界的に食糧難になっていたと言われても本当に困ってしまいます。
そのうえさらに、有事とか避難とか色々なことまで考えなければならないなんて常軌を逸しているように思います。
日本はほとんど普通に暮らしている人のほうが多いくらいです。
それはそれでいいのですが、知らない間に差し迫っている危機は他の国と比べてもかなり高いと思います。
そんなこと考えないように暮らしていてもいいのです。
なにかできることがあるか?
といえばなにもないのですから。
だからTVを見てそのとおりに生きていてもおそらく大して問題もないと思います。
買い占めをするなといえば買い占めを控えるのは素晴らしいことだと思います。
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